お客様への説明方法
いよいよ最後はメニュー展開をするにあたって
最も重要なことをお話しいたします。
後処理に関してだけではなく美容師さんが
お客様からお金をいただくメニューをする際は
“きちんと説明する”ということを大事に考えてください。
以前、iPhoneを開発したスティーブ・ジョブスが
「いくら素晴らしい物を作っても、伝えなければ無いのと同じだ。」
と言っていたように、
美容師さんはプロとして分かりやすい言葉を添えることで
その価値を伝えてください。
“言葉”がとても大切です。
特にゼロケアなどの毛髪内部、インナーの処理剤は
正直、手触りは分かりにくいはずなので、ただ施術
するわけではなく、必ず
「○○の理由でこれを使って□□します」といった
“言葉”を添えてください。
例えばCZを塗布するとき
「本日させていただいたヘアカラーの薬剤は
1剤と2剤を混ぜて作るのですが、2剤は
オキシドールというものです。」
「オキシドールは髪を脱色できるくらい強い作用のある
薬剤なのですが、それが髪の中や頭皮に残っていると
自宅に帰られてからもダメージを与えてしまいます。」
「今からカタラーゼという特殊な酵素を使って
オキシドールを除去していきます。」
と説明しながらスポイトやシャンプーボウルに溜めて
全体に塗布していきます。
一度水洗して
「シャンプーにも先ほどのカタラーゼを混ぜて洗っていきますので
これでしっかりとオキシドールを取り除いていきますね」
と説明するととても丁寧でお客様も安心できます。
そして何よりもゼロケアの大切さをご理解いただけます。
そして、酸ジェルを付けるタイミングでは
「髪はヘアカラー(パーマ、縮毛矯正)をすると
どうしてもアルカリ性になってしまうのですが、
そのままにしておくと、これもダメージを進行させる
原因となります。」
「このアルカリ性になってしまった状態を
健康な弱酸性の状態に戻すには普通にシャンプーや
トリートメントをしているだけでは数週間ほど
かかると言われています。」
「今つけている特殊な弱酸性のジェルで健康な髪の状態に
近づけていきます。」
ホームケアを購入いただいたお客様には、さらに
「それとお客様にお願いがあるのですが、これと同じものを
本日お持ち帰りいただきますので、明日のシャンプー後に
この酸性のジェルを頭皮から毛先までしっかりなじませて
30秒ほど置いてから流して、それからトリートメントを
してください。」
「明日から使い切るまでの約5日分続けていただくと
健康な弱酸性の状態になりますのでカラーの色持ちが
よくなりダメージしにくくなります。」
というような”言葉”をそえることで、お客様は
すごく安心しますし、その必要性を理解していただけます。
このトークスクリプトをまずは丸暗記することをオススメします。
そうすれば説明が抜ける事はありません。
お客様に説明をしているうちにどんどん慣れてくる
と思いますし、自分の言葉で説明できるようになれば
お客様へのご案内もよりスムーズになります。
とにかく一番やってはいけないことは
なにも言わずに施術をすることです。
これではせっかくのゼロケアの価値は伝わりませんので
お客様が満足することはありません。
何を施術するのもそうですが、
何か意味のあることをお客様に施術するときは
必ず”言葉”をそえてあげましょう。
最後までお付き合いくださいまして
誠にありがとうございました。
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