ゼロケアのススメ! パート②

後処理の重要性~残留過酸化水素~

みなさんご存知の通り
“髪の毛は細胞分裂を終えた死滅細胞”です。
ですから、傷んだ髪の毛が健康毛に戻ることはありません。
ヘアケアで一番重要なのは「髪をダメージさせないこと。」
これに尽きます。

そのため、プラティコでは「真面目なミネラル」で
毛髪の状態を整えてからカラーやパーマの施術をして
ダメージを最小限にすることをお勧めしています。

ただ、どんな前処理をしてもカラーやパーマ、縮毛
矯正をすると髪は必ずダメージを受けます。

そこで重要なのはダメージを与えてしまっても
できるだけダメージの原因を取り除くということです。
つまり”後処理”がとても重要になってきます。

ここでは皆さんもご存知の2大残留ダメージの
・「過酸化水素」
・「アルカリ」
についてお話していきます。

まず、今日は残留過酸化水素について。(以下オキシと呼びます)

 

通常のアルカリカラーはもちろん、パーマや縮毛矯正で
2剤にオキシを使用している場合は施術後に
オキシが毛髪内部に残留しダメージの原因となります。
(マジストの2剤もオキシです)

オキシは反応が早く、2剤放置タイムが短くて済む
優秀な酸化剤で、酸化剤としての役割を終えると
酸素と水に分解されるので比較的安心に使えます。

しかし、反応しきれなかったオキシは分子量の小ささから
髪の内部に入り込み、残留して髪をダメージさせる要因となります。

※オキシイメージ

また、ヘアカラーでは頭皮にべったりと塗布することが
あると思いますが、毛穴から入り込み毛根を酸化させてしまいます。

繰り返しヘアカラーをされているご年配の方に
薄毛の方が多いのは、これも原因の一つとして考えられます。

オキシを分解することができる原料はいくつか存在しており
ヘマチン、白金ナノコロイド、カタラーゼなどが有名です。

その中で最も効果抜群なのが
カタラーゼという酵素。



このカタラーゼを利用するとオキシドールがあっという間に
水と酸素に分解されて除去できますので、オキシを使用した
カラーやパーマの後にはと~っても有効です。
※臭素酸(ブロム酸)に使っても意味がありませんので、ご注意ください。

続いては残留アルカリについてです。→”残留アルカリ”を読む